「さ、いかせてあげる」
裕美は、馬乗りの体勢のままでスカートを捲り上げた。
下着もはいていなかったため、彼女の秘部が晒される。
もっとも、その体勢では裕美の体が邪魔になって佑一からはそれは直接は見えなかったのだが。
裕美は佑一の上に腰を下ろすと、佑一のいきりたったものを両手でつかんだ。
そして、自らの秘部へといきなりそれを突き立てた。
「ううっ!」
「ああんっ!」
二人が同時に声を上げる。
裕美の秘部は、前戯などまったくなかったにも関わらずすでにびしょぬれだった。
それは、作り変えられた彼女の体ゆえの効果だったのか、あるいは彼女自身の興奮もあったのか。
裕美は、そのまま佑一の上で女座りする格好になった。
二人の結合部はスカートに隠れて見えないが、佑一のものは根元まで完全に裕美の中にすっぽりと収まっていた。
「ふふっ・・・」
妖しく微笑むと、裕美はそのままの体勢で佑一と全身を密着させる。
同時に佑一の全身にはやわらかな感触が伝わってくる。
可愛らしい唇、艶やかな髪、やわらかい乳房、すべすべの脚、そして繋がっている暖かく官能的な感触・・・
そこに追い討ちをかけるように、裕美は腰を動かし始めた。
腰を前後に動かすとともに、自分の体の魅力を見せつけるように組み敷いた男に擦り付ける。
服の上からとはいえ、はっきりとわかる感触が佑一の脳に興奮をもたらす。
その快感に埋もれ、佑一の抵抗する気力はもはや完全に奪われていた。
「ううっ・ああっ・・・」
「そろそろいきそうなんじゃない? いいわよ、おもいっきりあなたを私にちょうだい・・・
そしたら・・・ふふっ・・・佑一も・・・あたしとおんなじに・・・」
さらに腰の動きを加速させる。
「あ、ああっ・・・だ、だめだ・・・もうっ・・・!」
抵抗することもかなわず、裕美の中に佑一は精を解き放ってしまった。
な、何故だ・・・!
普段だったら、こんなに出るはずはないのに・・・
射精が、とまらない・・・?
いや、何か・・・吸われている・・・?
股間では繋がり、唇を重ねて密着したままの二人の体。
体を動かそうにも下の佑一にはどうにもならない。
そのうち奇妙な感覚が佑一に起こった。
何か吸い取られるような感触に加え・・・自分のものがどんどん小さくなっているのだ。
性行為を終えた後萎えるというようなものではない。
小さくなって消えてなくなりそうな、そんな感触なのだ。
それにも関わらず、裕美と繋がっている感触はどういうわけか消えない。
やがてその奇妙な感触がおさまったとき、ようやく裕美が唇を佑一から離した。
頬を赤く染め、うっとりとした表情に思わずぞくりとする。
裕美は、佑一には目もくれず、そのままの体勢で真希のほうを見上げた。
「真希様ぁ・・・この者の男の精気は完全に吸い上げました・・・」
男の・・・精気・・・? 吸い上げただって・・・?
そういえば、体に全然力が入らない・・・
手に力をこめるが、指先一本さえ動かせない。
「ふふっ・・・よくやったわ、裕美」
「真希様・・・」
そのまま真希の唇が裕美を奪う。
その時裕美は自分の、いや佑一から吸い上げた全身の精力が、真希とキスしている口のあたりに集められて来たのを感じた。
「さあ・・・」
「ああんっ・・・」
裕美は、全神経が唇に集められているかのような錯覚を感じた。
快感に酔う裕美の目を満足げに見ると、真希は裕美の中に舌を入れる。
ひとしきり裕美の中で裕美と舌を絡めあわせる。
そして、裕美の唾液を舌を使って巧みに自分の口に移しはじめた。
それを感じると、裕美の舌もそれを手伝い、自分の唾液を真希に移す。
「はあああっっっっ・・・」
不意に真希が唇を離す。
恍惚の表情で体をえびぞりにし、両手は自らの胸をわしづかみにした。
「ああっ、いいわ・・・この感触・・・久々の人間の精気・・・
でも、もっと純粋な精気でなければ・・・さあ、これを受け取りなさい・・・」
真希はもう一度裕美に口付けた。
さっきとは逆に、今度は自分の唾液を裕美に口移しにする。
裕美はうっとりとした表情で真希の唾液を受け入れ、大好物の飲み物のように残さず飲み込んだ。
それとともに、力が全身に広がっていくのを感じた。
真希が唇をすっと離す。二人の間にすっと唾液の橋がかかる。
「さあ、可愛がってあげなさい」
「はい・・・」
佑一にまた奇妙な感覚が襲い掛かった。
二人の女の痴態をどうすることもできず眺めているしかなかった佑一。
だが、二人の二回目のキスの後、裕美と繋がっている股間部に妙な違和感を覚えた。
股間部が妙にうねうねしている。どろどろの感触というか、とにかく妙というほかなかった。
それは・・・自分のものが彼女に挿入されているはずなのに、なぜか・・・
その部分の形状がゆっくりと変えられているような感触だった。
やがて漠然としていた感触がはっきりしてきた。
自分のものが向こうに挿入されているんじゃない・・・自分が挿入されている・・・!
「どうかしら? この感覚? これからこの快感があなたのものになるのよ」
「・・・!」
抵抗しようにも体が動かない。
その瞬間、佑一の心を一瞬だがある種の絶望感が支配した。
自分の体が作り変えられるという恐怖感。
「ああっ、この出しちゃう感じ・・・まるで男の快感みたい・・・」
うっとりとした表情が裕美に浮かぶ。
それと同時に、なにかが股間の結合部から体に流れ込んでくるのがわかった。
不思議とそれは暖かく、とても心地よい感触のものだった。
絶望感に支配されかけた佑一の心や体をそれが優しく満たしていく。
思わず目を閉じてその感覚に浸ってしまう。
突然上に乗っていた裕美が佑一の胸をわしづかみにした。
佑一はいぶかしんだ。何故胸なんかを・・・!
裕美の両手は、平らで筋肉質な佑一の胸を服の上からリズミカルにもみしだく。
すると・・・それまで平らだった胸は、どういうわけかゆっくりと膨らみ始めた。
それを確認すると、裕美は佑一のシャツを一気に捲り上げる。
裕美の目に、思春期の少女のようにわずかに膨らみかけた両の乳房が飛び込んできた。
それを乱暴につかみ、さも男が少女をレイプするかのような乱暴な手つきでもみはじめる。